キャンドルサービスは必要か?(招待客へのお礼の時間)

キャンドルサービス

今日はキャンドルサービスについて。

結婚式のキャンドルサービスとは、新郎新婦がトーチを持って招待客のテーブルのキャンドルに火をともして回り、招待客の近くで直接挨拶周りをする演出のことをいいます。主に、お色直し後の新郎新婦の再入場の際に使われることが多いみたいですね。

その由来はといいますと、確実にコレだといった由来は無いんですね。一生懸命に調べましたが、何かの由来や伝説があるわけではなく、どうやら日本独自で生み出された余興のようです。

キャンドルは、「誕生日」やら「クリスマス(ミサ)」もっと大きな規模だと「オリンピック」などでも分かるように、お祝い事、特別な事でよく利用される媒体であると共に、暗闇に照らされた炎の光はなんとも幻想的で、見守る側にとっても印象的なシーンであるように思います。

メインキャンドルに点火する時などは完全なるシャッターチャンス!
結婚式が盛り上がる瞬間でもあります。

ただ、ただですよ、これって本当に「招待客への挨拶周り」が目的だといえるかと思うとやっぱり疑問になるわけなんですね。

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新郎新婦とは会話を交わすこともなく、自分たちのテーブルに留まる時間は10秒程度。目を合わせてもらえるかどうかも微妙ですし、そういう意味ではなんだか「すれちがった」と感じても仕方が無いような気がします。

キャンドルサービスを新郎新婦の思い出を残す為のシャッターチャンスの場(自己満足?)と完全に見なすのであれば、それもアリかなと思うのですが、メインキャンドル・各テーブルのキャンドル、トーチなどの、キャンドルサービスをする為のセットを結婚式場で手配するのもかなり高額になりますし、言葉は悪いですが暗闇と光さえあれば他の演出でも代用できるのではないかとも感じます。

新郎新婦としては(あくまでもあたくしのスタンスとしては)、自分たちの為にわざわざ来てくれた招待客にはお礼を言える時間が欲しいわけですよ。

同時に、なるべく皆様の近くで写真の1枚でも残したいわけですよね。お礼を言えるタイミングなんて、おひらきの時に招待客をお送りしながらお礼を言うのが一般的ではあるのですが、会場のスタッフ達が招待客の退場を急かしながら列を流し、それに合わせて声をかけるだけの流れ作業なんて、お互いに満足できるわけがないんです(汗)

結婚式を行う時間の枠というのは残念ながら限られています。新郎新婦が式中ずっと式場中を練り歩くのもなんだか落ち着きがなくなる気がすることを考えても、再入場の際を「招待客にお礼をする時間」に使うというのは名案だと思うですよねぇ♪♪

上記の理由かどうかは分かりませんが、最近は再入場の際に行うキャンドルサービス以外の演出を考えているところも多いようなので、ちょっとだけ紹介しますね。

キャンドルサービス以外の演出

フォトサービス

各テーブルでの集合写真を撮影します。各テーブルには「仕事関係」やら「学校の友人」やらとある程度固まって座っているパターンが多いようですので、これは喜ばれるのではないかと。直接挨拶もできますしね。式後にこの写真を招待客にプレゼントするのも良いですよね。

ケーキサーブ

ウエディングケーキを生ケーキにしたりして、みなさんにお配りしながら挨拶周りをする。又は、各テーブルに小さなケーキを用意し、お色直し中に招待客にチョコペンやら果物などでデコレーションしてもらい、再入場の際にケーキカットをしながら回るなどという案もありました。食後のデザートとしては時間的には無理かもしれませんが。

風船割り

各テーブルに風船をあらかじめセッティングそれを割って回る等。その後にフォトサービスを加えても良いですね。会場が暗くならないから挨拶周りも兼ねてできます。大きな風船の中ににいろいろな色の風船を入れて割れた時にふわ~っと小さな風船たちが飛んでいくのも可愛いですね。

ビールサーブ

新郎がビールサーバーを担ぎ、お客様にお酌をして回る。新婦は後ろでソフトドリンクを運んだり、おつまみを渡したりするなど。飲み放題サービスを利用している場合ビールやソフトドリンクの代金は無料(飲み放題メニュー込み)になることが多いようです。挨拶周りも一緒にできますが、ただ、ひとりひとりお酌をするということで、時間がかなりかかることが予想されます。

プチギフトサーブ

お開きのときに配る予定であったプチギフトを再入場の際に配りながらあいさつ回りをするということです。フォトサービスに追加してもいいかも。でも、人数が多いとこれも意外と時間がかかるようです。

キャンドルサービスを頭から否定しているわけではないのですが、再入場の際に使える演出はアイデア次第でどのようにでもできます。

定番だから絶対に行わなければならないという考えは勿体ないので、どうすれば有意義に時間を過ごせるか一生懸命目的を考えていただきたいと思い、こんなことを書いてみました。

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