ジューンブライドの意味とは(6月の花嫁は幸せになれるのか?)
今日から6月です。日本の6月といえば梅雨ですね。
もう既に梅雨に入っている沖縄県も然ることながら、今現在でも南から少しずつ梅雨前線が北上し、例年通りで言えばまもなく日本は雨模様になるはずです。
・・・最近は異常気象が続いているからですね、去年なんかはほとんど雨も降らなかったし、今年は冷夏とも言われてますね。あながち6月は雨が降るというのも昔の時代の話かもしれません。
そんな中、結婚式業界の中では微妙に人気があるらしいこの6月という時期。できれば結婚式は真っ青な晴天の下で晴れ晴れと行いたいというのは真っ当な話ですよね。
ガーデンウエディングなんかだと、ウエディングドレスの白と新緑が映え、とても素敵な思い出を作ることができるでしょう。
にもかかわらず、一年の中でも雨になる可能性が高いこの時期は結婚式業界でいえば微妙なオンシーズン。特に割引率が良いわけでもなく(むしろ7.8月の暑い時期の方がオフシーズンなので、式場も料金を張り切って割り引いてくれます)そこそこ人気もあるようです。
あたくし個人的には半年もしくは一年前からわざわざこの時期に式場を押さえるというのは中々勇気が必要でできそうにありませんが
ジューンブライド(june bride)って聞いたことありませんか?
昔TBSで財前直美さんが主演をしていらっしゃったドラマにも、同じ題名が付いていました。母と一緒に見てた記憶があります(15年程前です・・懐かしいですね)
日本でも「6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになれる」といういわれが昔からあるらしいのです。でも、特に本来の由来等はあまり浸透していないというのが現状。
はたして雨の多いこの時期に花嫁は幸運になれるのか?雨の多い時期にタイミング良く晴れたら強運だね!おめでとう!って意味なんでしょうかね?ある意味博打のようなものですね。この意味で雨降ったら目も当てられないし。
ちなみにこの由来は、ヨーロッパ から伝えられたという事で、その成り立ちとして諸説あります。
①ローマ神話に出てくるジュピターの妻ジュノが6月を支配し、家庭や結婚を守る女神であることから6月の花嫁は幸せになるという説
②昔 ヨーロッパでは3月、4月、5月は挙式を禁止されていた為、解禁月である6月に挙式が多く、多くの人から祝福されたことから由来する説
③ヨーロッパの6月は一年中で一番雨が少なく、気候が穏やかな時期なので元々人気がある月だった。農耕作業が一段落する時期でもあったし、という説
これら3つの意味が代表的です。
そうです。
日本の文化や気候、宗教などは全く関係の無い由来なのです。日本にとってはもはや迷信の域ということになります。
しかし言葉が独り歩きしているというか、何故日本で ジューンブライドが多く取り入れられているのでしょうね。
本来なら雨が多いこの時期はさっきも言ったように結婚式場はオフシーズン、つまり人気の無い時期になってしまうんでしょう。それでも集客をしたい結婚式場としては苦肉の策としてこのヨーロッパの伝承を広めたと言われています。
バレンタインのようなものですね。チョコレート業界がチョコレート売り出すための謳い文句として集客をしてるみたいな。全く、うまいことやりますね。
結婚式を行う二人にとっては納得して日付を決めればそれでいいのでしょうが、実際招待される側としてはあたくしは正直テンションが下がります。
気持ちは分かるけど、わざわざ雨の時期に・・結婚式のためにセットした髪も乱れるしまとまらないし、何より服や靴が濡れるんだけど・・・と祝福したい気持ち反面、自分の心配をしてしまうわけです。
この辺りを配慮して、引き出物やらお持ち帰り品を小さくまとめてくれたり、トイレにプチタオル等が準備されていたり、来客用のお着替えルームなどがあった時というか、その点が招待状に書いてあったのを見た時は気が利いてるなぁと思いました。
後は結婚式の会場が駅近くだったり、濡れない環境作りをしてくれてたりと、とにかく雨の日でも困らない対処がきちんとできていた時、なんておもてなしができるカップルなんだろうかと感心したものです。
こういう些細な気配りは本当に嬉しく、評価されるものです。
是非参考にしたいところですね。
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