サムシングフォーの意味とは(花嫁が幸せをつかむジンクス)
以前もちょっと書いた(6月の花嫁は幸せになれるのか?)に続く結婚式のジンクスシリーズ。今回は花嫁が幸せをつかむおまじないというやつのご紹介です。
サムシングフォー(SomethingFour)
結婚式におけるイギリス発祥の慣習。結婚式で花嫁が以下の4つのものを身につけると幸せになれるというもの。この習慣の由来は、マザーグースの歌にあるそうです。
Something old, something new, something borrowed,
something blue, and a sixpence in her shoe.
(なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの
なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの
そして靴の中には6ペンス銀貨を)
欧米や英国など英語圏でこの歌は親しまれるようになり、これらの習慣も一般的だそうです。もちろん日本では浸透していませんでしたが、近年、ブライダル産業の喧伝により、ちょこちょこ耳にするようになりました。
おまじないとはいえ、幸せになれるという言い伝えがあるのであれば何とかあやかりたい所ではあります。
じゃぁ一小節ずつ、その意味を書いていくことにします。
Something Old:なにかひとつ古いもの
「母から子へ受け継がれてきた財産」という意味です。先祖代々伝わった、あるいは家族から譲られた装飾品を当てるのが一般的らしいのですが、たとえば代々受け継がれてきた結婚衣裳、ヴェールやレースなども使われるそうです。今では実母から借りた装飾品(ネックレスなど)を使う人が多いそうです。
うーん・・あたくしの場合は装飾品系は全てレンタルドレスショップの借り物だからなぁ。
あ、ハンカチがあった。式当日、白のハンカチを忘れたから母に貸しておくれと無理矢理強奪したものがあります。母は「私が使うはずだったのにぃ・・と言っておりましたが。」
Something New:なにかひとつ新しいもの
「これから始まる新たな生活の象徴」という意味です。結婚式当日に新調するものならウエディングドレスからシューズまで、なんでも良いそうなのですが、一般的には白いものを用意する事が正解とのことです。ドレスや靴って、レンタルする場合が多いから新調というわけではないですよね・・・現代日本では、ストッキングとかインナーとかを当日おろしたてのものを使う人が多いそうです。
あたくしの場合は、挙式と披露宴では同じウエディングドレスだったのですが、ベールを取り、ヘアスタイルを変えて入場しました。その際にグローブをロングタイプからフィンガーレスに取り替えた為、ちなみにこれは自分で購入した新品ということなので、グローブが新しいモノ、ということにしておきましょう。
Something Borrowed:なにかひとつ借りたもの
「隣人愛のシンボル」という意味です。基本的には、既婚者である、友人や姉妹から持ち物を借りることにより、その幸せにあやかるということらしく、ハンカチなどを借りることが手軽に準備でき、一般的のようです。
あたくしは、既婚者である旦那氏の妹君より、彼女自身が結婚式で使用した、白百合と白薔薇の造花ブーケをお借りしました。もちろんSomething Borrowedを意識したわけではなく、経費削減の為です。保管状態も良好で、まるで生花のようだったと評判でしたよ。
Something Blue:なにかひとつ青いもの
「清らかな心と誠実な愛情」との意味です。「青い鳥」にも例えられる様に、青色は幸せを呼ぶ色、忠実・信頼を象徴する色と言われています。聖母マリアのシンボルカラーとしても有名ですね。同時に「花嫁の純潔や貞操、清らかさ」を表すという意味から、本来ならなるべく人目に付かない所にあしらうといった事が良いとされているそうです。
それで、外国ではガーターベルトのリボンに青色が使われている事が一般的らしいのですが、日本では例えばブーケのリボンに青色を使ってみたり、指輪の裏側にサファイアを埋め込んだりしている人も多いとのこと。
あたくしは、たまたま下着のリボンが青色だったので「これで良し」と思ってました。本当に偶然です。下着姿で鏡に映ったとき「サムシングブルーじゃん!」と一人ガッツポーズしたものです。
あたくしの場合は、結婚式前は一応サムシングフォーという言葉は何となく知っていましたけど、あまり意識はしていなかったので、さすがに靴の中には6ペンス銀貨は入れてませんでしたが・・・・多少無理矢理な面は否めないにしても、一応幸せになれる条件は整っていたので、まぁ良しとしましょう(笑)
最近のコメント