結婚式の見積もりについて②(衣装を変えると料金はどう変わる?)
前回の続きです。読んでない方はコチラからどうぞ ⇒結婚式の見積もりについて①
何故、初回のフェアで出してもらう見積もり額と、本来発生する額に大きな差が生まれるのでしょう。
それは、見積もりで出している仮の挙式披露宴の形と、本来自分達が希望する挙式披露宴の形が大きく異なっているからだと言えます。
特に、料金の幅が大きく変わる衣装について、今日は書きたいと思います。
衣装だけに言えたことではないのですが、初回の見積もりを出してもらう時点では、当然ですがまだ具体的に「どのような結婚式にしたい」という意識が出来上がっていません。
簡単に言ってしまえばこだわればこだわるほど、その分の料金が加算されていくということです。
何をどうしたいかなんて具体的な案を出すことが出来ない為、式場側としては最低限、挙式披露宴が行われる程度の見積もりしか出さないということですね。
例えばお色直しをするかしないか、又洋装をするのか、和装をするのか、新郎も衣装を変えるのか、この辺りで全く値段は違ってきます。
大抵は初回フェアなどで見積もりを出してもらう際、こちらから衣装について何も要望を出さない場合、「洋装1点」という条件で見積もりを出される事が多いです。
新郎新婦がお色直し無しで1着ずつしか衣装を借りないという想定での見積もりということですね。和装より洋装の方がレンタル料が安い為、洋装の見積もりを出してくれるわけです。
では、実際の想定としてカラードレスを1着追加(お色直し)を行い、新郎も衣装を変えるということにしたら、どの程度の変化があるでしょうか?
当然ながらカラードレスのレンタル料がかかります。式場特典でレンタル料を割り引いてもらったとしても仮にレンタル料が10万だったとしましょう。ドレスレンタルショップによってまちまちですが、ドレスを返却する際にクリーニング代を請求される場合があります。
カラードレスを追加した場合も当然換算されることになるので、これを仮に2万だったとしましょう。新郎の衣装も変えますのでクリーニング代を含め5万程度上乗せされます。
大抵の花嫁さんが、お色直しの際にヘアアレンジの変更をします。ヘアチェンジを行う際は、大抵ヘアメイク料金が追加されます。追加分を仮に5万としましょう。
ドレスが変われば、ヘアアクセサリーや、小物類も一緒に変える場合が多いでしょう。中には生花を使う場合もあるかもしれません。この小物類のレンタル等追加するとして+1万。
お色直しをする際は、手に何か持って入りますか?何も持って入らないというのが淋しくて、ドレスカラーに合わせたブーケを注文される方は多いですね。仮にこれを2万程度としましょう。例えば生花にして、記念に半永久的に残したいが為にプリザーブドフラワーに加工していただくとしたら、さらに料金が加算されます。
ざっくりしすぎたかもしれませんが、今、1点お色直しをすると想定しただけで25万増額してしまいました。
というか、実際の見積もり書でお色直しをすると過程しても、衣装代の差額を出される程度で、ここまで詳しく見積もりを出してくれる所は無いと思いますが、実際は「衣装チェンジをすることによって発生するお金」が意外と沢山あるということを知っていただければ大丈夫です。
つづいて、仮にお色直しを和装で行うことにしましょう。
先ほど話したように、洋装より和装の方が料金が高いケースが多いです。和装は一着ではなく、何枚も中に着る上に小物類が本当に多いからね。カツラを装着される方はそのレンタル代も必要になります。
それどころか、カツラに装着するかんざしなどの装飾のレンタルも別料金を取られます。
当然、洋装から和装へのヘアチェンジの為のメーク代も加算。お嫁さんだけじゃなく、旦那さんも当然衣装チェンジの必要があります。
和装の場合、ブーケを和物に変える方も増えています。和装用のボールブーケも流行ってるしね。
何だかこう書いていると、料金が増えていくことにイチイチ茶々を入れているように聞こえますが、そうじゃないですよ。目的は本来、挙式披露宴を行う形に近い「生きた見積もり」を出してもらうこと。
料金が増えているのではなく「元々高い」んです。
ただ、もちろんその辺りは式場によって料金やら、割引やら、サービスやらが違ってきますので、比較の対象にできます。
つまり大事な事は、自分達が何をしたいかをあらかじめ想定しておくといいということです。
衣装に関して言えば「メインは洋装か?和装か?」「お色直しは何回するのか?又それは洋装か?和装か?」
それだけ決めてフェアにのぞむだけでも、全然違ってくると思いますよ。
結婚式のイメージが具体的に決まっていればいるほど、本来の形に近い見積もりを作ってもらうことができます。それでもまだ、具体的には決められていないという方はとりあえず、要望を出す際にできるだけ豪華な方を選択しておいてください。
「お色直しは新郎新婦共に行う」「ブーケは生花を2つ」「お色直しの際にヘアチェンジを行う」「(和装を少しでも悩んでいる場合は)和装をする」
・・・・とりあえずは、こういう体でOKでしょう。
もしプランナーさんに要望を聞かれない場合でも必ず言ってください。
何度も言いますが、式場側としてはなるべく安い金額で見積もりを出したがっています。
初回の見積もり額を出す為、わざわざ、料金が加算されることは避けようとするはずですので、聞かれない方が多いと思ってください。
長くなりますので一旦切ります。次は、衣装以外でのお話をしたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
つづき⇒結婚式の見積もりについて③
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