結婚式の見積もりについて③(婚礼料理のコースで料金はどう変わる?)
今回は「婚礼料理の見積もり」について。
婚礼料理は大抵のところ、コースで料金設定されている場合が多いです。大抵が3段階のコースが組まれています。例えばAコース(11000円)、Bコース(13000円)、Cコース(15000円)といった感じです。ここに書かれている料金は、お分かりいただくように1人単価の料金になります。
そして、大抵の式場さんの初回見積もりでは、Aコース(一番安いコース)で組まれている場合がほとんどです。
初回の見積もりを出していただく時点では、おそらく食事のコースを選ぶというシーンではメニュー表または写真で判断する場合が多い(つまり、実際の献立を目にする前に見積もりを出していただくことが大半である)為、あまりピンと来ないかもしれませんが・・・・。
先に言います。
見積もりを出していただく際はBコース(真ん中辺りの金額で設定されているコース)を選んでください。
何故か?
これはあくまでも統計なのですが、結果的に婚礼料理を選ぶ際に真ん中のコースを選ぶケースが多い、もしくはなんらかのサービスを追加することにより、初回の金額より跳ね上がる事が多い為です。
AコースもBコースも2000円しか変わらないじゃん、とりあえず見積もり出してもらうだけだし、そこまでこだわる必要なくない?と、思ってしまいがちになるのですが・・・
冷静に見れば2000円というのは大きな違いです。うまい棒が200本も買えます(笑)・・・でも、ウン10万単位の金額を操作しているお二人にとって、この辺りが若干麻痺してしまう傾向にあるのですが、それは誰しもがそうなので仕方がないことです。
でもね、よく考えてください。
見積もりではAコースだったけど仮に婚礼料理をBコースに変更することにしましょう。
仮に親族と自分達をを含めた招待客を100人として、見積もり料金でAコースだった場合の婚礼料理代金は1人11000円×100人分=110万です。Bコースに変えたことにより、1人単価は2000円しか上がっていないのですが、実際に上がる料金は1人単価13000円×100人分=130万。つまり、20万円アップすることになります。
当たり前の事を言っているようですが、コースを変えるだけでこんなにも見積もり額が変わってくるんですよ。
新郎新婦にとっては、招待客へのおもてなしのベースといいますか、招待客にとって「いい結婚式だったか」という判定基準の元となりやすいと言われる「婚礼料理」については是非、こだわりたいという方が多いと思います。
最近、ガーデンウエディングなんかで、デザートビュッフェ(自分の好きなデザートを好きなだけ取る)というスタイルを演出の一つとして取り入れる事も流行っていますね。
婚礼料理を作ったオーナーシェフがメニューの説明をしてくれたり、バンケット内で肉を焼いてくれる等のパフォーマンスを見せてくれたりとか。
後は特定のメニューを特定の招待客に振舞う(年配の方に別口で和食を用意したり、お子様ランチが必要であったり、アルコールのメニューを追加したりとか)という気遣いも必要になるかもしれません。
婚礼料理に関わる演出を取り入れたりと、メニュー内容の変更以外を加えても、総合的に婚礼料理にかかる金額は増える可能性が高いということになります。
結局どのようなメニューを選択するか、どのような演出を取り入れたいか等は後からゆっくり考えるということにしても、とりあえず初回の見積もりでは真ん中位の料金コースである婚礼料理を選択しておけば、後々びっくりする事が多少は無くなるのではないかな、と思います。
間違えてほしくないのは今回の話はあくまでも「見積もりの出し方」についてについて話しているだけ、ということですからね。
決して真ん中のコースを推奨しているわけではありません。婚礼料理の選び方というのはきちんとその方法があります。
とりあえず、真ん中のコースだったら大丈夫だよね?という話ではありません。
婚礼料理の選択というのは、衣装の選択と同じくらい変化する料金の幅に差があるものなのです。式場側の意図に惑わされてはいけません。
見積もり額を出してもらう話だったのですが、若干寄り道して次回は先に「婚礼料理の正しい選び方」を書くことにしましょう。
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