婚礼料理の正しい選び方(結婚式の料理コースはこうやって選ぶ)

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今日は婚礼料理の正しい選び方についてです。

前に少しだけお話しましたが、婚礼料理は大抵のところ1人単価でのコースで料金設定されている場合が多いです。3段階、多くて5段階程度のコースが組まれています。

そして、一番安いコースで10000万前後。高いコースだと20000円超える事もあります。調理法や素材にこだわっていたり、ウエディングコンセプト(例えばレストランウエディングとか)により、料金の上がり幅は違ってきますが。

各コースによる料理がどのようなものなのか・・・おそらく、はじめはメニュー表、もしくは写真なんかで確認できると思います。

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大抵が、コースを上げるに従い、例えば料理が1品(肉料理、魚料理などメインになる料理)増える、内容が増量する(肉が大きくなる等)、デザート付きになる、ビュッフェが付く、バンケット内でシェフがパフォーマンスをしてくれる、アルコール類の制限が甘くなる、鯛・海老・フォアグラなどの見た目も豪華な食材が追加される、等の条件が増えてくることになります。

どうしてでしょうね、実際にこのような婚礼料理を写真などで見比べてしまうと、なんとなく一番料金が低いコースが貧相に見えてしまいますよね。

この一番安いコースだと、量が足りないんじゃないだろうか?豪華さに欠けるんじゃないだろうか?招待客は満足しないんじゃないだろうか・・・・・???

そう思っちゃう方。 正解です!

実際に婚礼料理を選ぶシーンでは、既に式場契約を結んだ状態で行う事が大半だと思います。つまり、婚礼料理のコースをどれか必ず選ばなければならないということです。

そうなると、式場側としては、安いコースを選んでいただくよりは、少しでも1人単価が高いコースを選んでいただいたほうが良いに決まってるわけですよね。(コースの違いでどれだけ値段の差が生まれているかというのは、前回の記事「結婚式の見積もりについて③」で話したとおりです。)

そういう意味もあり、式場側は必ず一番安いコースを貧相に見せるように(選ばせないように)意図的に仕向けてきます。

じゃあどのような方法で仕向けてくるのか

●写真でメニューをコース別に並べて掲載している式場はその典型です。献立を撮影しているその背景の装飾だったり、皿の大きさや絵柄、または料理の盛り付け方の違いだけで、そのメニューの印象、豪華さは大きく異なってきます。コースを1段階上げただけで、実際は刺し盛り1品増えただけなのに、何だかすごくボリュームアップして見えてしまい、安いコースが貧相に見えてしまうというのはこういう理由もあります。

●スタッフさんがよく言われる言葉。「Bコース(真ん中)が一番人気で7割のカップルが決められます。Aコース(一番安い)が2割程度、Cコース(高い)が1割程度の割合になります」

まぁこの辺の割合については本当の事を言われると思いますが、何だかそういう風に言われるとBコースが無難なのかな?って思っちゃいますよね。本当の事を言ってらっしゃるのかもしれませんが、この辺の情報も正直余計な事ですよね。「普通の人はBコースじゃないと満足できないよ」と暗に言われている気になってしまいます。

●スタッフさんがよく言われる言葉その2「Aコース(一番安い)だと・・・量が少ないから男性にとっては・・・どうなんでしょうね」おいおいおい、実際コース変えても1品増えるだけでじゃん、刺身1品増えたら成人男性全員が満足できるのかぃ?と思わず言っちゃいそうになりますが、まぁこれも本当の事かもしれないので、小声で突っ込んでみます。

でも、こんな風にボソッと言われたら、「成人男性だと量が足りないのかも?(満足していただけないのかも?)」と思っちゃいそうになると思うんですよ。

でもね、みなさんよく考えて。

普通高級レストランでも昼食で1人1万円程度も出せたら、それはそれはリッチなお食事ができると思いません?

質も量もサービスも、それなりに良いものを提供していただけると思うんですよ、普通の高級レストランなら。

仮にね、結婚式という多くのゲストに一気に温かい物を届けなければいけないが故、普通のレストランよりサービス料を多く見積もられていたとしてもですよ、1人1万程度のお食事代を支払って「量が足りない」なんて言語道断だと思いません??

普通じゃありえないですよ。(庶民のあたくしにとってはランチ1500円で贅沢です。)

そういう意味でも(あくまで自論ですが)例え一番安いコースであったとしても、店の誇りにかけて「食事量が足りない」なんてあってはならないことだと思うんです。

味とか、質などはそのお店独自の力によるものなので、どうしようもないでしょうが。

話が大分ずれてしまいましたが、要するに「見た目だけに惑わされない事」が大事になってきます。

じゃあ具体的にどうすればいいのか?

簡単です。「実際に婚礼料理を1食分食べてみる」ということです。

式場にお願いし、こちらから料金を支払い、まるまる1食分を出してもらうということです。試食という形で実際の値段より何割かサービスして1食分食べさせていただける式場さんも増えています。

このときにお勧めするのが、2名以上で並んで違うコースを選んで頼むということです。当然ながら盛り付け、装飾、皿なども本番の式同様に出していただきます。

なるべくなら、料金の安いコース側の方は食が多い人(男性など)が食べられた方がいいでしょう。これにより、実際の料理コースの違い、食事の味(美味しい、不味いなど)、量が足りるかなどを検証することができます。

こうやって食べ比べてみた結果、やはり量が少なく感じた、メニューの豪華さが足りないと感じられた方は、その時はじめて料理を追加したり、メニューを変えてみるということを検討した方がいいでしょう。

しかも、本番の式のシーンではアルコールも入るし、式の進行により食事の手を止める事も多く、普通に1食食べるよりは断然時間がかかり、少量でも満腹になりやすい状態になります。最近ではウエディングケーキを生ケーキにしてもらい、招待客に配ることによって自動的にデザートが1品増えるというケースも多くなっています。

あと、実際は料理以外にテーブルに飾られた装飾、装花なども華やかになるので、食事自体が貧相な印象になるというのはよっぽど酷くない限りはありえないと考えてもいいと思われます。

その辺も考慮し、コースメニューを決める手段にしてください。

とにかく、婚礼料理の試食は必ず必要です。それも1食分まるまる注文して、自分の感覚で満足度を図ってください。

この先行投資は必ず役に立ちます。後で後悔しないためにも、おすすめです。

ついでに裏技をひとつご紹介。

あたくしは実母と一緒に式場に予約し、婚礼料理の試食を行ったのですが、その際私がAコース、母がBコースを食べました。コースの食事内容の違いはデザートの1品が追加になっただけ。試食の際には自分のプランナーさんも付き合ってくれましたので、そこで食べ終わった後の印象などをズバズバ言いまくる事ができました。

正直な感想を言いますと、食べた感触としては食後のデザートがあったほうがいいような気がしました。食事量は多すぎるぐらい満足だったし、味も申し分はありませんでしたが、食後に生ケーキとは別に、スッキリとしたフルーツなどの後味が必要だったように感じたのです。

そこで、同席したシェフとプランナーさんに、小鉢を1品無くしてそれをデザートに変えていただくようにお願いしました。

実際に食べてみての感想としての意見だったからか、快く了承していただけました。

あと、母が料金コースの違いで皿の大きさや柄が違っていたのが気に入らなかったらしく「お刺身はこっちのお皿(高いコース)に変えて」と言ってました。確かに盛り付け方の違いだけで料理の豪華さが違う。同じ食材と量なら豪華に見えるほうがいいな、というのも正直な話。当然了承していただけました。

こういう具体的な相談は、実際に食してみないとなかなか言えることじゃないですよね。

それもあって、事前に婚礼料理を試食するということはメリットがあるということです。是非、参考にしていただければと思います。

そういうわけで、あたくし達が選んだコースは文句なし「Aコース(アレンジ付き)」

大満足だし何も迷いませんでした。

実際の式でも、ゲストは満足していただけていたようで、食事に関する難癖は一つも聞きませんでしたよ。

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