体形別ウエディングドレスの選び方②(高い、低い身長をカバーしたい人へ)
前回の、体形別ウエディングドレスの選び方①(肩幅と二の腕をカバーしたい人へ)に引き続き、次は友人の話をします。
私の友人は身長が143cmと小柄であり、低身長がコンプレックスなのかいつも踵の高いヒールを履いていました。
どちらかといえば萌えキャラというか、幼顔である彼女は花柄のワンピースとか白いフリルとかの方が似合いそうな気がしていましたが、硬い職業であるが故にプライベートでもスーツや身体のラインにあわせたスレンダーな服を好んで選らんでいたようです。
そんな彼女が結婚する事になり、ウエディングドレスを選ぶ際に私にこういいました
「あなたはいいよね、身長高い(162cmです)からどんなドレスでも選べるし」
なるほどね、ウエディングドレスという重くて立ち回りがなかなか自由にいかない服を着ながら、いつものような厚底、15cm以上あるようなヒールの靴なんか履けないわけですよ。どんなに高くてもせいぜい7cm~10cmといったところでしょう。挙式中に疲れてもいけないし、足がもつれて転ぶなんてことがあったら大変ですもんね。。
彼女は「身長が低くて着れない」という表現をしていましたが、決してそういうわけではないんですね。当然どんな体形や身長の方でも、対応できるようにレンタルショップの方では多数衣装は取り揃えてありますし、意外とどんな服でもマッチするもんです。
ただ、やはりウエディングドレスの形によってはその体形の見せ方というか、見え方が全く違ってくるようです。「コンプレックスを解消できる」他に「自分の強みを最大限に引き出しアピールする」など自由自在。
それ故に「見せたくないところをどうやって誤魔化していくか」ということが大事になってきます。
ここを間違えるとウエディングドレスという露出度・注目度が高いだけに、よりウィークポイントを目立たせてしまうという落とし穴にはまってしまうんですね。
では、身長をごまかすためにはどこに注目するべきなのか。
縦ラインをごまかすためには、横の凹凸がポイントになってきます。
要するに、腰のクビレやヒップラインのふくらみ、あとは胸などのラインをどの位置に持ってくるか、ということです。
ウエストの切り替え位置が結構重要になってきて、ハイウエストだとある程度、元々の身長よりは高くみせることができますが、あまり高い位置にありすぎると幼いイメージ(子供服などでよくあるハイウエストスカートや、ネグリジェのような感じですね)になってしまったり、逆にローウエストなどだと身長は高く見せられませんが、大人っぽい体のラインを強調することができます。
腰のクビレで切り替えをするのが難しい方は、希望の位置で上半身と下半身の素材が違うものを選んでみたり、存在感を出すために上半身にパールやレース、 刺繍などをあしらったドレスを選んでみるといいかもしれません。
基本的に上半身を2、下半身を8の割合にするのが背を高く見せるコツだと言われています。
少しぽっちゃりした人は上半身をシンプルに、下半身にボリュームを出すようなドレスを選ばれたほうがいいかもしれません。腰のクビレも強調されますし、あたくしのように二の腕や肩などは潔く出してしまったほうが意外とスッキリに見えます。
ドレスの形は、Aライン、プリンセスライン、マーメイドラインなど、結構選べる幅は少なくないとは思いますが、ボディラインに沿った細めのシルエットである、シンプルなスレンダーラインは小柄な人には向いてないかもしれません。
腰も足の長さもどこもごまかせないからですね。逆に背の低さを浮き彫りにしてしまうドレスだと言えるでしょう。又、同じ理由でシンプルすぎるドレスよりは、少々派手目な装飾のほうが誤魔化すという意味ではいいかもしれません。
シンプルなドレスやスレンダーラインというのは背が高い人向きなんじゃないかなと言えます。
逆に背が高い人は、新郎とのバランスを気にされる事かと思います。背が高い上にぽっちゃり型の方はなどは、彼よりも大きく見えないようなデザインが第一条件になってきます。
ただでさえウエディングドレスというのはボリュームがある服であり、それだけで大きく見えてしまうので新郎と並んだ時不自然にならないかという視点で探された方がいいかもしれませんね。
逆に背が高く、スレンダーな方は、基本的にどんなドレスでも着こなすことはできますが、シンプルすぎるデザインや素材だと、姿形が貧相に見えてしまいがちになります。
ある程度、ブライダルインナーなどを駆使して背中のお肉を前に引っ張り出し、おっぱいを大きく見せたり(笑)、腰のクビレを出したりして女性らしいラインを作った方がいいと思います。
また背を低く見せたい場合は、切り替えの位置が下のほうにあるデザインを選ぶと良いと思います。上半身はシンプルですっきりさせることがポイントになってきます。
まぁ最悪ドレスの形で悩んでしまったら、絶対にどんな身長、体形でも似合う上、身長にあわせたアレンジが可能である「Aライン形」をお勧めします。
アルファベットの「A」の形をしたドレスラインで、上半身を小さく、下に向かって流れるように広がるシルエットは、スタイルを美しく見せる効果があります。ウェストのラインが少し高い位置にくるものが多いので、足も上手に長く見せる事ができます。
中に着るパニエ(スカートの形を整える中骨のようなものです)でスカートのふくらみも調整できますし、そのままかわいらしくベルラインに移行させることもできますしね。。
逆に身長が高すぎると言う方はこのスカートの中のふくらみを抑え目にして、トップにボリュームがあるタイプを選ぶと、スレンダーさを強調できてとっても映えます。
結局友人も色々悩んだ結果「Aラインのウエディングドレス」にしました。上半身をシンプルにしたハイウエストで、下半身をゴージャスにフリルをふんだんに使ったボリュームたっぷりの純白のドレス。
派手すぎず、上品に着こなしており、実に彼女らしいと思いました。いつもより低いヒール(それでも10cm)にもかかわらず、低い身長も全然気にならなかったしね。
彼女的に言うと「ドレスを上手に選べば、コンプレックスはどうとでも隠せる」らしいです。説得力あるなぁ。
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