ウエディングドレスの持ち込み料金とは?(レンタルは提携先?提携外?)
ウエディング語録・・・結婚式特有の言葉で「持ち込み料金」というのがあります。
「持ち込み」とは・・・ペーパーアイテムや、引き出物、引き菓子、装花関係だったりと色々な分野で使えるのですが、結婚式場が提携していない会社、業者のものを式場を経由せず、個人的に交渉し取り入れることです。
式場は、もちろん場所だけじゃ結婚式はできませんよね。お料理屋さんや、お花屋さん、メークさん、司会者、音響関係など、あらゆる業種の方々がタッグを組んで一つの式を作るわけです。
結婚式の内容を決めていく過程での打ち合わせで、式場側が色んなお店を紹介してくださる事が多々あります。例えばウエディングドレスのレンタルショップ、記念撮影をしてくださる写真館さん、引き出物専門のギフト屋さんなど。
つまりこの紹介してくださるお店が「提携先」ということになります。
今回あえてウエディングドレス等の「婚礼衣装」に焦点をあててお話します。
提携先のお店で注文をすると、式場側から「○○万円、○○%割引しますよ!」みたいなサービスを付けてくれるところって多いですよね。
それでも、何故か提携先のお店で注文をすると、何となく割高になってしまう場合が多い気がします。「質がいいから」とか「アフターサービスが行き届いているから」とかの付加価値がついて高額になっている感も確かにあるかもしれませんが、「元々高い物を式場側が割り引いてくれるなら是非利用したい」という心理が働きがちになるのですが、本当はそうではありません。
式場提携先の商品が高額である大きな理由は、提携ショップでドレスや和装を借りてもらうことによる式場側へのマージンが含まれているからです。
つまり、式場側へのレンタルドレスショップの「紹介料」を、「レンタル料金」に上乗せされ、ショップに支払っていることになります。
そういう意味でも、式場側としては多少割引等のサービスを付けたとしても、なるべく提携先のショップを使ってもらいたいわけですね。提携外のショップを使われたりしても、自分達には何の利益も生まれないわけですから。
なので、「提携外」のお店をなるべく使わせないように、それらの品を使用する際は「持ち込み料」というものを取り、マージンの代わりに利益を生もうというわけです。
「持ち込み料」の表向きの理由は、当日何かあった時(たとえばイザ挙式前に着たらサイズがあってないなど)、対処してくれるのが提携ドレスショップであり、提携外だと式場側が責任を持たなければならないから、とか、持ち込みの衣装の保管に着付室などが必要だから・・・など色んなことを会場側からは言われます。主な理由としては「保管料」と「保険料」という位置づけになるのでしょう。
また、実際に持ち込んだドレスは「提携外の商品に傷をつけてはいけないから」などの理由で、シワ取りなどのお手入れなども全てノータッチの場合も少なくありません。持ち込み料金を支払ったにも関わらず、です。
でも実際はさ、提携外だから、提携店だからといって衣装の取り扱い方を変えるっていうのも変な話だと思いません?じゃあ提携店で借りたドレスの保管料はどこから生まれるのよ、提携店の店の商品をアイロンで焦がしても直ぐ対処してくれるの?って感じですよね(言うまでもなく保険代としてレンタル代に込まれているわけですけど)。
持ち込み料金は式場にもよりますが、衣装1着につき5万~10万と結構なお値段です。
・・・高いですよね・・・。。元々はあって無いようなものなのに・・・。
なので、前回(結婚式の見積もりについてのまとめ(ブライダルフェアに行く前に知っておきたい4つのポイント))でお話したように、なるべくならば式場を決める時に「もしも気に入る衣装が提携先でみつからなかったら、他店から持ち込みはOKなのか?」と聞いておきましょう。
明らかに「衣装レンタル料を節約する為に他店からの持込を利用したい」という体でプランナーさんに質問をすると、なんとなく感じ悪くなっちゃいますからね。あくまでも「式場提携先のショップで気に入ったドレスが見つからなかった場合に、仕方なく提携外のショップを利用せざるを得ない状況になっちゃった時」という質問の仕方がベターだと思われます。
その際に、持ち込み料がいくらなのかも確認します。式場によっては、持ち込みOKでさらに持ち込み料もかからない、なんてところもあります。
逆に持ち込みはまったくNG、という式場もあります(これは式場の雰囲気を大事に残したい為、決められた店しか受け付けていない、などという式場側の勝手な理由が多いです)。もしも、持ち込みできない式場で結婚式をお考えならば、成約する前に提携のドレスショップを事前に調べ、ドレスの試着などをしておいたほうがいいかもしれませんね。成約後に気に入ったウエディングドレスが無かった!じゃ目も当てられませんから。
ちなみに、ここで気をつけたいのは、持ち込みできる式場=いい式場、持ち込み出来ない式場=悪い式場」とは必ずしも言い切れないということ。
やはり、提携ショップはそこの式場のことをよく知り尽くしているショップが多く、式場側との連携も充分に整っています。又、そのショップさんのちょっとした不備や花嫁が不快な気持ちになろうもんなら、式場側から提携を解消されかねないという縛りもあり、大切なお客様として必然的に丁寧に接客します。
つまり、提携先のお店というのは、実際に衣装を着る花嫁だけでなく、式場側のスタッフさんたちからもチェックされているということですね。
提携先のお店ならば、衣装の担当者に直接は言い難いクレームなども、式場プランナーを通して伝えることもできるので、変な気を遣うストレスもありませんし。
ウエディングドレスを持ち込むべきかどうかの基準は「自分の気に入ったものがあるかどうか」「料金が自分たちにとって納得いくものかどうか」まずは、これが基本になります。うまく帳尻あわせをしながら、持ち込むべきかどうか考えるべきです。
次は、持込料金の節約の仕方として、あたくしが独自に思うことについてお話します。
つづきです⇒ウエディングドレスの持ち込み料金を節約したい
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