ウエディングケーキを節約したい(生ケーキの場合)
ウエディングケーキは節約していいのか(生ケーキかイミテーションか)の続きです。
今回は「どうしても結婚式に生ケーキを使いたいけど、少しでも経費削減できる方法は無いか?」というところを中心に書いていきます。
結婚式というのは前も言ったように、こだわればこだわるほどお金がかかってしまいます。当然、ウエディングケーキについても同じことが言えます。
生ケーキの場合は料金が1人単価の計算になるため、招待客が多ければ多いほど当然高くなりますし、ケーキのデザインだったり、使われているフルーツや材料などでさらに料金がアップ。さらに有名パティシエさんや老舗のケーキ屋さんだとそれだけで付加価値がついて高くなったりすることも。
やはり、イミテーションケーキを使用するより数倍料金がかかります。
でも、だからといってケチりすぎてやりたい演出を我慢するのも、もったいないですよね。
無理やり安くしてもらった結果、ケーキがあまりに貧相だったりしたら招待客はもちろん、披露宴後に撮ってもらった記念写真を見て後悔したとしても、後の祭り。
できれば、自分達が望む形で生ケーキを準備し、尚且つ経費を抑える方法があれば、それに尽きるものは無いわけです。
まずは交渉
結婚式で担当しているプランナーさんでも良いのですが、できれば直接作ってくださるパティシエさんとお話できたら尚良いですよね。ケーキのデザインなどを一緒に考え、相談する為にパティシエさんとお会いするシーンが一度はあると思うのですが、そこで「自分達の理想の料金の上限(見積もり的な事です)」を先にお話するわけです。「招待客は●●人ですが、ケーキに使えるお金は●●円程度位に留めたいのですが」的な感じで。
その指定金額があまりにも常識はずれであれば、おそらくパティシエさんの方からツッコミが入るでしょうが、それは覚悟の上で(もともとこっちはケーキの相場なんて知らないわけですし)。要するに、あまり資金はかけられないんだよという雰囲気をかもし出し、パティシエさんに伝わればOKです。
意地悪でないパティシエさんなら、できるだけこちらの想定範囲内、もしくは近いところでケーキ作りの提案をしてくださるはずです。ある程度デコレーションや旬のフルーツを利用するなどし、安価でありつつもなるべく豪華に見えるような工夫を考えていただけることでしょう。
あとは歩み寄りですかね。とりあえず、「相談」という名前の「交渉」はする価値が必ずあるということです。
他店から持ち込む
町のケーキ屋さんやカフェなんかに時々「結婚式ケーキ承ります」的な張り紙がしてあることってありませんか?
お店にもよりますが、意外と「結婚式場と提携を組んでいないケーキ屋さん」のパーティ用デコレーションケーキは安価だったりします。
しかも、式場のケーキとは違い「味見」が可能です(普通に1ピース買って食べるだけ)。お店の信用度も伺えますよね。
ただのフルーツケーキでなく、凝ったものも多いし、まずはお店で相談されると良いでしょう。今までどのようなデコレーションケーキを作られたかのサンプルを見せていただくことができます。
しかも、そういうお店はやわらかい生ケーキを宅配業者に運ばせるのを嫌がり(壊れるから)お店のスタッフさんが式場まで宅配してくださる事も多いです。
あとは式場が受け入れてくれるかどうかが問題ですよね。
前もお話したように、ウエディングドレスの時と同様、持ち込み料が発生する場合があります。(ウエディングドレスの持ち込み料金とは?(レンタルは提携先?提携外?))を参照してください。
また、「食べ物」は衛生上の問題から持ち込み自体が不可な場合もあります。まずは、式場に相談してみてください。お店のスタッフさんが運んでくださるという条件付きでOKの場合もあります。
「ここのケーキがすごく好きで思い出なんです!」とか何とか理由をつけて、安価で美味しい町のケーキ屋さんを利用しちゃいましょう!
手作りする
あたくしには到底不可能なのですが、自分もしくは家族や知人に作ってもらうという手もあります。「手の込んだプレゼント品」ということですね。
一度、結婚式で新婦のお母様が手作りされたウエディングケーキを頂いたことがありますが、それはそれは立派で手が込んでいるものでした。(確か、お母様がお菓子教室の先生だったとか)
確かに、プロが作ったものではないケーキだとデコレーションにそこまで緻密さはありませんが、メッセージが入っていたりして手作り感満載といった感じでとても素敵だったことを覚えています。そして超美味しかったし。
まぁ、これもレストランウエディングや1.5次会などの規模が小さく、アットホームな結婚式だったからこそ実現できたのかもしれません。
広い会場、格式高い高級な雰囲気の場所での手作り品はどうしても浮いてしまいがちになります。TPOに合わせた演出も必要です。
デコレーションを招待客がその場で行う
最近知った演出なのですが、招待客の円卓に1つずつ小さなホールケーキを置いておくそうです。それはまだ何もデコレーションされていない生クリームだけのケーキで、その周囲にデコレーション用のフルーツやチョコデコペンなどを置いておきます。つまりゲスト席の装花代わりに鮮やかな「フルーツ」を飾っておく、ということになります。
招待客は司会者の説明通りに新郎新婦のお色直し中などに、各々招待客がケーキに好きなデコレーションをしていきます。中にはフルーツを沢山盛り付けたものや、デコペンで御祝いの言葉を書く所もあるでしょう。
新郎新婦がお色直し入場の際に、ケーキ入刀用ナイフを持って登場。各デコレーションケーキに入刀をしながらテーブルクルーズを行います。同時に、各テーブル毎のフォトクルーズも行います。
最終的には式場スタッフさんに綺麗に切り分けていただき、招待客で分け合うという流れです。
誰だこれ考えた人、天才ですね。
節約を「演出」としてまかなえた良い例だと言えます。しかも、デコレーション用のフルーツを各テーブルに置いておく必要がある為、会場装花代もある程度浮かすことができるしね。
かなり新しい演出である為、まずはこれも式場に相談ですよね。会場装飾の方法も大分違ってきますし。
生ケーキ以外も検討する
和装の場合、「鏡開き」というものがあります。「1.2.3,ヨイショー」の掛け声で夫婦同時に大きな酒樽を叩き割る。中々派手で見ごたえのある演出です。
いわばこれが「初めての共同作業」ということになります。そして、テーブルクルーズの際に招待客に酒樽の中身をお酌して廻る。これが「幸せのおすそわけ」ということになるのでしょう。
要するに、夫婦初めての共同作業、幸せのおすそ分けはケーキとは限らない、ということですね。柔軟に考えれば色んなアイデアが生まれます。夫婦初めての共同作業で「ポン菓子作り」を招待客の前で行う、という演出があると聞いた事があります。
何れにしても、ケーキカットの代わりになるものですから「ある程度派手な演出」の方がいいかもしれませんね。写真に残っても見栄えが良いように。
あと、ちょっと節約の面からは離れますが、こんなものを見つけました。
⇒結婚式用タワーアイスケーキ
このめっちゃ暑い季節だったらケーキじゃなくてアイスが食べたいなぁと思ったことがあるのですが、あたくしと同じように考える人が多分世の中にいたんでしょうね(笑)
クロカンブッシュのように小さなアイスを積み上げてケーキの代わりに。フレーバーがそれぞれ違うから見た目も美しいし、なにより食欲をそそります。(あたくし的に)
さすがに披露宴中に会場におきっぱなしはできないかもしれませんが(とけちゃうからね)、お色直し入場の際に一緒に入場させるというのはいかがでしょう。もしくは「ケーキ入場!」のシーンを別に作るとか。なかなか斬新で面白いと思うのですが。。
クオリティを下げずに節約をする為には「演出」をうまく利用することが効果的だと言えます。
これはもう、新郎新婦さんのアイデア次第ですね。前例が無ければ無いほど式場側としては「設定金額」が定まっていない為、交渉次第でサービスしていただくことができるかも。
オリジナルの演出を取り入れつつ、経費削減できる!まさに一石二鳥ですね!
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