婚姻届の書き方(意外と難しい婚姻届の記入方法)
婚姻届の出し方(必要書類は早めに用意すべし)に引き続き、今日は婚姻届の書き方についてレクいたします。
とはいえ、婚姻届を実際に手に取れば説明はきちんと書いてあるし、解説もなにも必要ないんですけどね~まぁ一応失敗しないようにと、あたくしにとっては復習ってことで(二度と必要のない知識だと思いますけど)
まず、前回お話したように、婚姻届は各市役所、区役所、町村役場、出張所などで手に入ります。わざわざ居住地や本籍地のお役所に行く必要はありません。「戸籍課」というところで「婚姻届くださーい」と言えば頂けますので、仕事帰りやお買い物帰りなどの最寄りのお役所で手に入れてください。。白紙に赤茶色っぽい文字で書かれているぺらぺらの紙です。
んで、先に言っておきますけど、婚姻届は必ず3枚程度もらっておいてください。
3枚必要なわけじゃないですよ、婚姻届の記載というのは何故か高確率で記載間違いを起こす可能性が高いです。何ででしょうねー、ちゃんと間違えないように注意書きみたいなのも一通り書いてあるんですけど、気がつけば横棒と訂正印ばかりで婚姻届けが朱肉で汚く埋まってしまうんだよな。でも、せっかく自分の運命を決める大事な書類なのに、訂正ばかりじゃなんとなく縁起も良くないし、できればバシッと書いて提出したいって思うじゃないですか。お役所にとってはどちらでも良いでしょうが、まぁここは気持ちの問題ってことで。
ということで、一度下書き的な感じで見本を書いた後、本番に望むようにしましょう。もしも1発OKという素晴らしい方は下書き分を記念に保管しておくこともできますしね。
余った白紙の婚姻届を結婚したいご近所の方に譲り受けることもできます。。。笑 なんならチョキチョキして姪っ子の折り紙代わりにもなるし、電話の横でメモ帳代わりにもなります。素晴らしいですね★
じゃあここからが本題。
婚姻届の書き方のポイントについて左上から順を追って説明しますので、お手元にお持ちの方は一緒にご覧下さい。
届出日
実際に役所に提出する日を記入。ちなみに、この日が入籍日ということになります。休日や夜間など役所の窓口が閉まっている時間帯は裏の時間外受付みたいな所に提出することができます。おそらく書類の詳細確認については、実際お役所が開いてる週明けや翌日になるでしょうが、特に大きな書き損じなどなければ、夜間の届出日が「婚姻成立日」になりますので、ご心配無く。
氏名・届出人署名押印欄
すべて旧姓で書きましょう(ここで女性は先走って新姓を書いてしまい間違えるパターンもあります)。署名欄は必ず本人が記入をする必要があります。戸籍に記載されている漢字でばっちり記入してください。また押印については、必ずしも実印が必要なわけではなく、銀行などで使う認め印でも構いませんが、シャチハタではダメです。
住所
住民票に記載されている住所を記入します。結婚と共に新住所へ移住される場合は、転入届を一緒に提出した方が手間が少なくて良いと思います。その時は転入届に書かれた新住所を記載してください。「世帯主の氏名」というのは、現在の住民票の世帯主です。一人暮らしされている方は自分。親と同居している方は親の名前を書くことになると思います。すでに同居されている方はどちらか一方の名前を書くということになります。
本籍、筆頭者の氏名
こちらも「現在」の本籍、筆頭者の氏名。婚姻によって新しく変わるのであれば記載するのは「旧本籍」ということになります。今現在お持ちの車の免許所にかかれてる本籍地です。ここに記載する筆頭者というのも、上記の世帯主と同じで良いと思います。
ちなみに、筆頭者と世帯主の違いはあります。筆頭者とは「戸籍の最初に記載されている人」のことです。なので例えば、戸籍は筆頭者が亡くなったとしても筆頭者は変わりません。対して世帯主は「生計を主として維持している人」という意味なので、その人が亡くなれば当然、世帯主も変わることになります。
・・・まぁ、このような特殊な状況でなければここでの記載方法としては「筆頭者=世帯主」という認識でOKです。
父母の氏名、父母の続柄
父母が婚姻している場合は、母の苗字はかかず名前だけで構いません。離婚している場合は、それぞれの氏名を書きます。死亡している場合も氏名を記入します。続柄は長男長女であれば「長」、それ以降二男、三女などの場合は「二」「三」などの漢数字で記載します。
婚姻後の夫婦の氏
夫の姓にするのか妻の姓にするのか選び、チェックを入れます。選んだ氏側が自動的に戸籍の筆頭者になることになります。
夫婦となるふたりの新しい戸籍の所在地
どちらかの本籍地にあわせるか、新居の住所にするケースが多いです。結婚後に戸籍謄本や抄本が必要になった時はここで書いた本籍地でないと手に入らず、遠方だと何かと不便だと思われる方は新居を所在地にすれば手間はかかりません。まぁ前回書いたように、時間と手間はかかりますが郵送でも請求できるし遠くでもいいって方はそれでもOKです。不便を感じたら、本籍地は意外と簡単に変更できますので、必要に迫られて変えちゃえばいいわけですしね。大げさに言えば「本籍地は日本国内どこでもOK」です。皇居、東京タワー、富士山、テーマパーク等を本籍地にしてる人がいるって位ですから・・・。
同居を始めた時
同居を始めた日、挙式を始めた日のいずれかを記入します。どちらもまだであれば、空欄で大丈夫です。
その他
使い方は前回の記事を参照してください。特記事項がなければ基本的に空欄でOK。
届出人
夫と妻それぞれが、自分で記載、署名押印します。印鑑は別々のものでなければいけませんが、これも認印でOK。
連絡先
自宅や勤務先など、連絡が取れる電話番号を記入します。例えば、提出した書類に不備があった時はこちらに連絡がきます。
証人欄
成年者(20歳以上)2人に署名押印をしてもらいます。成年者であれば、誰でも構いません。書いてもらうのは、氏名、生年月日、本籍地です。両家の親に書いてもらうことが多いようですが、誰でも良いので仲の良い友人、兄弟姉妹、赤の他人でもOKです。大急ぎの方は提出する戸籍課の係の人に書いてもらう人もいるらしいのですが・・・できれば自分達にとって大切な人に書いてもらいましょう 笑
ただし、同じ姓の人、例えば夫婦で証人になってもらう場合は、それぞれ別の印鑑で押印が必要になります。兄弟姉妹でも同じです。違う印鑑で押してもらわなければいけません。
・・・これで婚姻届の書き方はバッチリですね!ちなみにどうしても訂正が必要な場合は横棒二本に訂正印で訂正が認められますので、あたくしのようなうっかりさんの為に一応補足しておきます。
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