婚姻届の出し方(お役所は24時間営業?)

I'm just passing !

前回の続きです。

前回の記事を読まれてない方は是非、婚姻届の出し方(必要書類は早めに用意すべし)と、婚姻届の書き方(意外と難しい婚姻届の記入方法)を先に読んでいただければありがたいです。

必要書類は完璧に準備でき、婚姻届もバッチリ書き終わった!となると、今度はいよいよお役所に提出!いよいよ2人の姓が1つになるドッキドキの瞬間ですね!

まず、提出場所になるのですが、例えばお役所のHPなどに注意書きとして書かれているのは「どこの役所でも出せるわけではない」ということ。

表向きでは、婚姻届の提出先というのは「夫の本籍地・夫の住所地(所在地)・妻の本籍地・妻の住所地(所在地)」のいずれかということになります。

ん?所在地だと・・・? つまり今現在いるところ、って事ですよね。 なので、結果的には「どこのお役所でも提出できる」ということになります。

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所在地というのには、一時的な滞在地も含まるそうです。例えば、福岡に住むカップルが長崎のハウステンボスで挙式をする為に一時的に滞在するとします。この場合、ふたりの所在地は長崎県佐世保市ということになり、佐世保市役所に婚姻届を提出することができるのです。

同じ理由で、旅行先で婚姻届を提出することもできます。まぁ海外などだと日本と法律が違うと思うのでそんなに簡単にはいかないとは思いますが。

また、前回の記事でもチラチラお話したように、受け付けてくれる時間についてなのですが、婚姻届は365日、24時間、いつでも受け付けてくれます。

基本的には各市役所、区役所、町村役場、出張所の「戸籍課」というところで受理していただくことになるのですが、窓口の開いていない夜間や土日祝祭日などは、正面入り口から壁際の細い道を通ると、裏口のような感じで「時間外受付」がポツンとあり、そこで受け取っていただけます。大抵はガードマンを含め、夜の受付係的な人が1人か2人いらっしゃいます(時々巡回の為に席を空けられることもあります。)

えーっと、ちなみにあたくし達は挙式後3次会終了後の深夜に婚姻届を握りしめて市役所へ向かったのですが、まず「時間外受付」の存在を知らず、誰か来てくれるかなぁと願いながら暗闇の正面入り口でしばらく2人で佇んでいました(24時間受け付けてくれるという認識はあったらしい)

あまりの暗闇と人気の無さに若干怯えてしまったのと、時間の無さ(もうすぐ次の日になっちゃう)に焦りを感じ、とりとめなく周囲をうろうろしてたら、しっかりと「時間外受付→」の看板が正面入り口から見える位置にバッチリ置いてあったのを見つけました(ちゃんと見れ)

無事に時間外受付に到着すると、すでに先約がいました。おそらく同じ日に挙式を上げた同じ状況のカップルだったんでしょうね。いかにもパーティを抜け出してきたよみたいな姿形で幸せそうにされていらっしゃいましたから。

時間外受付の方も馴れた様子で、届け出書類に目を通し、必要書類を受け取っていらっしゃいました。余談ですが、そのお役所によっては受付の方が「ただのガードマン」だったりすると、書類をただ受け取るだけでチェックはしてくれない事もあります。

ガードマンが受け取るだけ、というのは「受理」されたことにはならないので、実際に係の人が書類の内容や、文字を確認するのは週明け、もしくは次の日ということになります。もしも、その時点で書類の不備がある場合や、記載間違いが見つかった場合は、正式な受理が行えず、訂正を求められる為「提出日=婚姻日」とならないので注意が必要です。

書類に問題なければ、以前もお話した通り提出日の夜間が婚姻日ということになります。

とはいえ、時間外受付をされる方も大抵の方が手馴れていらっしゃるので、書類を見ればそこに不備があるかは分かるし、チェックをしてくださる場合がほとんどです。訂正が必要な場合はその場で訂正印を押し、書き換えるように促されますので、時間外でも必ず印鑑は持って行くようにしましょう。

一応、そういう危険性もあるよ、ということもあり、どうしても入籍日にこだわるのであれば、窓口が開いている時間に出向くほうが安心だと思います。やむを得ず時間外に届け出る場合は、婚姻届に誤りがないかどうか、念入りにチェックしておいてください。窓口が開いている時間に一度持参して担当者にチェックしてもらっておいてもいいかもしれませんね。

ただ、あまりに小さい地域の出張所などであれば、夜間営業をしていないところもありますので、一応事前に調べておいたほうが無難だと思われます。次の日になるギリギリの夜間に出張所に訪れ、「間に合った!」と一段落したのもつかの間、実は営業してませんでしたという事になれば目もあてられませんから。

また、提出するのは、婚姻する二人が一緒に提出しなければならない、というわけではありません。夫、妻のどちらか一方、もしくは代理人でも結構です。

結婚式当日に婚姻届を提出したいのだけれど、忙しくて役所まで行っている時間がない!という時は、ふたりの事情に詳しい別の人にお願いをすればOK。ただし、代理人の方は身分証明ができるものの提示が必要になりますので、ご自身の免許書類と印鑑を持って行くようにしてください。また当然ですが、そこで書類の不備が見つかったとしても、代理人に訂正をお願いすることはできないので受理ができないこともあります。

無事に受理されたら、2週間程度後にお役所から、婚姻日と戸籍が一緒になりましたよ的なお知らせの紙が送られてきます。あたくしの家ではその紙を大事に取っておいています。

ただ、有料ですが「婚姻届受理証明書」というものをお願いすれば発行していただくこともできるそうです。婚姻届提出後より2時間程度でこちらは発行できるそうですので、お早めに必要な方はこちらを頂いて記念にしても良いかもしれませんね。

結婚式を挙げ、その日に婚姻届を提出し、翌日に海外ハネムーンに出発! こんな場合はどうすればいいのでしょう。状況によっていくつか方法がありますので紹介しておきます。

まず1つ、

結婚式の前に婚姻届を出す

ふたりの姓を同じにしてからハネムーンへ行きたいという方は、この方法が必要になります。

婚姻届を提出し、新しい戸籍が作られるまでは2週間ほどかかります。その新しい戸籍を持って、パスポートを新規発給あるいは訂正申請をするわけで、パスポートの発給には1週間~10日ほどかかりますから、遅くとも結婚式(ハネムーン)の1カ月前には婚姻届を出す必要があります。余裕を持ってことを進めるのなら、2カ月前には婚姻届を提出したいところでしょう。

次は

「ハネムーン先で婚姻届を出す」

ただ、この方法だと、結婚式の日と入籍日を一致させることはできません。まぁハネムーンが国内限定の方法でもあります。

3つめは、

「旧姓のまま出発してしまう」

当然ですが、挙式日に婚姻をした人は新姓のパスポートの発行は間に合いませんので、この場合は、旧姓でとりあえず新婚旅行に行き、帰国後速やかにパスポートの変更を行う必要があります。

航空会社にとって大切なのは、パスポートの名前と航空券の名前が合致していること。両方の姓が異なっていると、飛行機に乗れませんのでご注意。航空券を申し込む時は、旧姓で申し込みましょう。

一応一通り婚姻についての流れをあたくしなりにわかりやすく説明したつもりです。間違ってる事があれば誰か教えてください・・汗

戸籍が変わるというのは一生に一度あるか無いかのイベントですものね。できればコケずにスムーズな手続きを行いたいものです。今から結婚を控えている方など、今一度今回の記事を参考にしていただければありがたく思います。

みなさんがんばって~

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