写真だけの結婚式(結婚式の記念写真を残そう)
いつまでも記憶と記録、そして想い出に残しておきたいのが記念写真。
当然結婚式も例外ではありません。
以前、なし婚の記事を書かせていただいた時にちょっと触れたのですが、現代の日本社会では「婚姻したカップル」で結婚式を行わないという人は、全体の割合から言うとおよそ2割、とのことです。
大抵は、仕事柄休みが取れない、時間がない、経済的負担が問題、などが主な理由としてあげられます。
でもね、仕方がないとはいえ、やっぱり女子としては結婚式をしない、というのはちょっぴり淋しく、残念な気持ちになるんですよね。その理由として真っ先に挙げられるのはもちろんウエディングドレスを着られないということ。
小さい頃「将来の夢はお嫁さんになることです」と、卒業文集に書いたりしたことありませんか?
あれって実は、「良い人に巡り会って完璧な主婦になること」という意味で挙げているわけではなく、「ウエディングドレスを着ること」が本来の希望だったりします。(ウエディングドレスを着ることのできる)花嫁さんは幼い女子から見ても永遠の憧れだったりします。
そこで、このご時世に需要があると言われている「写真だけの結婚式」
実際に結婚式は行いませんが、新郎新婦が婚礼衣装を身にまとい、教会やら神社やらでさも結婚式を行ったかのような写真を残してくれて、アルバムを制作してくれるというプランがあります。
主に写真屋さんがプロデュースする事が多いのですが、最近では人気があるためか、結婚式場やブライダルプロデュース会社、婚礼衣装やさんなどが他の業者さんと提携を組み、率先してそういったプランを立ち上げている事も多いようです。
あたくしの認識している限りでは、ウエディングプロデュース会社「ワタベウエディング」さんが、そのはしりだと言われています。
実際にアルバムを見せていただいたことがあるのですが、クオリティは中々なものですよ。「どこで結婚式したの?」って思わず聞いてしまった位ですから。
主に、『挙式風景』といった写真がメインになるようでした(披露宴の写真は残せませんからね。招待客いないし)。あたくしが友人に見せてもらったアルバムは、『神前挙式』がメインになっていました。きちんと神主さんがいらっしゃって、新郎新婦が手を合わせていたり、三三九度を執り行っている所だったり、写真の中で、さも挙式の進行状況がわかるかのような並びになっていました。
後半の写真は主にロケーションフォトです。洋装に着替えて海の近くの教会などで撮影したそうで、まるで海外のリゾート挙式の様子を切り取ったような出来映えになっていました。お天気も良かったようで、純白のウエディングドレスが青い空と海にマッチしててとても映えます(撮影場は思いっきり日本の某所だったそうですが)
アルバム自体もかなり立派なものでですね、写真も多分50カット位あるかなりボリュームがあるもので、お願いした写真屋さんのプランの中では一番豪勢なものをお願いしたそうですが、彼女の言葉を借りれば「結婚式をしたと思えば雀の涙ほどの金額だった」とのことです。
新婦である友人は、とても満足していた様子でした。「結婚式できないと思っていたのに出来たよ!」って。
いやいや、結婚式じゃないし。
不思議なことにですね、彼女にとって婚礼衣装を着たこと、教会や神社で二人の写真を撮れたことが「結婚式ができた!」という認識になっていたのですね。
写真を撮るためのフリだったとしても、ウエディングドレス姿で指輪の交換をしたり、三三九度を執り行ったりすることで、かなり自分の中で気分が盛り上がったそうです。実際の結婚式さながら旦那さんと衣装選びをしたり、ブライダルメイクをほどこしたり、髪型を考えたり・・・撮影に備えてきちんとエステにも通ったりと、充分「結婚準備」を施し、結婚式の日(撮影日)を楽しみに待っていた、とのこと。
結婚式を控える花嫁さんと同じ心境になれた、ということで彼女的にはかなり満たされた気持ちになれたとのことでした。
何かいいですよね、こういうのって。
何より、「ウエディングドレスを着れた」という夢が比較的お手軽に現実になるって事が女子としてはとても喜ばしく、ステキな事だと思います。
せっかく婚姻したのに、その時の思い出が形に残らない(ビジュアル的な話です)というのは何となく淋しく、記憶は残念ながら風化していきます。その時「結婚記念」として、記念写真が残っていれば、幾数年年月が経っても、いつまででもその時の気持ちがよみがえらせることができます。
また、こういった写真だけの結婚式というのは新婚夫婦のみならず、熟年層にも人気があるそうです。
いろんな事情で結婚式を行わなかった熟年夫婦が、結婚●周年を記念して、ウエディング写真を残すというプランです。
これは、どちらかといえば旦那様が奥様へのサプライズプレゼントとしてこのプランを持ちかけてくる事が多いとのことでした。
奥様の方は「この年にもなって・・・似合わないわよ」と言いながらも嬉し恥ずかしな気持ちではにかみながらも、まるで少女のように気に入ったウエディングドレスを選ぶというなんともほほえましい情景。
とってもステキですね!
他にも、ネットサーフィンしていたら各地域の写真屋さんなどで「結婚写真」というキーワードでヒットするようです。写真屋さんによってはスタジオ撮りが長けていたり、ロケーションフォトが得意だったり、アルバムのクオリティが高かったり、また値段もそれぞれ違うようですので、色々調べてみても面白いかもしれませんね。
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