色々な形のリングピロー(リングピローの手作りキット紹介)
前の記事(リングピローの由来とは(キリスト教挙式に必ず準備するべきか))の続きです。
アイテムを手作りしようと考える方にとっては、リングピローを作るという事はペーパーアイテムと同じ程度敷居が低いといいますか、比較的不器用な人や、自由時間がない人にとっても試みやすいアイテムの一つだと言えます。
リングピローの手作りキットも色々な所で出てますし、たとえばキットを作らずとも変な意味、座布団を縫う要領でそれなりなものを作ることができます。
あたくしの友人でですね、挙式3日前にリングピローを用意する事を忘れていた人がいたのですが、キットを買いに行く暇も無く、ハンカチ2枚を縫いあわせて小さな座布団を作り、自宅に飾ってたくまのぬいぐるみをその座布団に座らせ、クマの両手を合わせられるように縫いつけ、その手の上にリングを乗せれるように簡易ピローを作った方がいました。クマも確かUFOキャッチャーで取ったような毛も汚いクマだったのですが、毛をある程度整え、周りにリボンやお花なんかを付けたら不思議なことに意外とそれなりに見えるもんです。
まぁ、この友人はそういうアイテム系に全くこだわりが無かったのでそれでOKだったそうなのですが。。
前回にもお話したように、今やリングピローといっても原型を無視した色んなタイプがあります。手作りされる方も、どのような形にすればいいか悩まれる方も多いと思いますので、リングピローの大まかな形の分類を紹介させていただきます。
枕(ピロー)型
最も原型に近い、ポピュラーな形です。正方形、もしくは長方形の中に綿を詰めるいわゆる枕タイプで、上に二つの指輪を乗せます。ただ乗せるだけでは運ぶときに転げ落ちてしまいますので、二箇所、細いサテンやレースのリボンを付けて指輪を結んだり、留め具にして使ったりします。色見を工夫すれば一番和装の式にもマッチしやすい形になります。
2枚以上の装飾が違う布を使えば尚高級感が出ます。
お花型
一見小型のブーケのようなお花をモチーフにしたリングピローです。花びらの上に指輪を乗せることで、指輪が滑り落ちないようにします。運んでくるリングボーイはまるで花束を運んでくるかのような華やかさがあり、最近特によく見られる形の一つになりました。特にバラをモチーフにしたものが多い印象がある為か、もっぱら使われるのはキリスト教式が多い気がします。
このように大きな迫力のある花だったり、小花を敷き詰めたものだったり、また花材によっては雰囲気ががらっと変わりますので、こういうモノだと一言でいうのはなかなか難しかったりします。
成形型
先程お話したクマのぬいぐるみを使用したリングピローもこのタイプで、「成形された何かをリングピローとして使用する」という事です。これこそ、アイデアと工夫次第でどのようなものにでも作れます。和装の挙式で「盆栽型」という変り種リングピローを見たことがあります。盆栽というよりは小さな「苔玉」でしたけど。ぬいぐるみ系の物以外では、針金アート的な物もあります。
ボックス型
名前の通り箱型になっているタイプで、例えば指輪ケースのような形になっているもので、挙式披露宴後に最も実用化できるリングピローの一つだと言えます。もともと指輪を購入した際に備付になっていた指輪ケースをリボンやらなんかでアレンジして使用する人もいます。ただし、こちらの形になると、指輪交換の際にいちいちボックスの蓋を開け閉めするという手間が生まれるので、あまりスマートではありません。
ガラス型
言葉の通り、ガラス製品で作られたタイプのリングピローです。もはや枕でもなんでもないですね・・・。インテリアとしては一番様になるものだと思います。ただ、こちらの場合は手作りキットというわけにはいきませんので、既に成形されているものを購入する必要があります。購入するお店によっては、ガラス細工に二人の名前や、結婚記念日を刻印してくれるところもあります。ガラス製品の突起に指輪を引っ掛けるタイプのものになりますね。
今回紹介したのはあくまでも、数ある形のうちの一部分だけです。おそらく調べてみればもっと沢山情報が出てくると思いますので、是非リングピロー制作の参考にされてください。。
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