貰って困る結婚式引き出物ランキング（ダメな引き出物の条件とは）

以前、オリコンのモニターリサーチで、２０～４０代の男女１５０人にアンケートを取った結果を表示した、「貰って困る引き出物ランキング」というものがありましたので紹介しておきます。

最近では、式場提携している業者さんの計らいで、ゲスト一人一人に違う引き出物をお渡しすることもできるそうですが、大抵は一つのお品を選んで、大量発注するという形がまだまだ一般的だと思います。一人一人に合う物を選べれば最高なのかもしれませんが、正直１００人レベルでそれぞれに品物を選ぶというのは面倒ですし、一人一人、お席に置いてある紙袋の大きさが違うというのも見た目がいいものじゃないですしね。

なるべくならば、お渡しした全員に喜んでもらいたいものですが、性別、年齢、生活環境の違い、その人の趣味嗜好なんかで、どうしても必要不必要があると思います。

まぁそのあたりを全てクリアしたものがカタログギフトということになるのでしょうが、こちらも又賛否両論ありまして、偏見かもしれませんがカタログギフトだと、どうしても心がこもってない感じがして淋しいとか、カタログギフトだと業者への手数料が割高になるので、値段の割には品物のグレードが下がります。「カタログ見ても欲しいの無いよね」といつも頂くたびに思ったりしますので。

まぁカタログを見ながら選ぶのが楽しいと言ってくださる方もいらっしゃいますし、感想は本当にそれぞれです。。

まず、ランキングの実際を見て、その詳細を検証してみましょう

貰って困る結婚式引き出物ランキング

１位　名前入りの物　　　　　　４３．７％
２位　顔写真入りの物　　　　　４０．４％
３位　食器皿　　　　　　　　　　２１．５％
４位　花瓶　　　　　　　　　　　　９．９％
５位　置時計　　　　　　　　　　９．６％
６位　写真立て　　　　　　　　　８．５％
７位　ワイングラス　　　　　　　７．４％　
８位　ティーカップ　　　　　　　　６．０％
９位　マグカップ　　　　　　　　５．５％　
10位　キッチン用品　　　　　　４．１％

まず、上位を占めたのは、圧倒的に挙げ手（新郎新婦）の存在を主張するもの、ということになります。一昔前には流行ったみたいですが、貰った側からすれば、他人の顔写真が入った品を使えるか？飾れるか？という事ですよね。

自分の親とかなら喜んで飾ってくれるかもしれませんが、それ以外の人にしてみればはっきりいって邪魔。使えない上捨てるに捨てられないし、人にもあげられない。普通のいらない物ならリサイクルやバザーに出して処理できますがそれもできない。

食器皿、花瓶に関しては、「重たい上に使えない」という意見が多いように思います。置き時計もそうですが、特にインテリア系というのはその人の家の雰囲気や好みで成り立っているものですので、趣味に合わないものは特に飾られておくこともなく、即押入れかバザー行きになってしまいますね。

マグカップ、ティーカップ、ワイングラス系などに関しては意外な感じはしますが、あたくしの友人は「一人暮らしの私にペアをくれなくても。。。」と言っているのを聞いたことがあります。結局は使えない、ということなんでしょうね。確かにこれらも気に入ったものでなければタンスのこやしならぬ、食器棚のこやしになりますからね。

総合的に言えば、使えるもの、人様の家の主役にはならないものならＯＫということなのかもしれませんね。人の為に選んだ引き出物なので、そこに自分たちの感性を組み込もうとする姿勢が見え隠れしているものは野暮だと。

あたしの結婚式なんだから、記念に残る物がいい！記憶に残る物がいい！と思う気持ちはわからないでもないのですが、目立つものや、その家の雰囲気を壊す物を選ぶのは、他人にとってみれば「でしゃばり」としか思われない上、自分たちが望むような使われ方はしないものです。

お金をかけてお品を選び、わざわざ差し上げるのに不快な気持ちにしかさせないなんて、良いとこ無しですよね。。

まぁ、こちらのランキングはあくまでも統計ですので、当然全員がそういうわけではないです。ただ、引き出物を探す上で参考になる資料だと思います。

なんとか、あげて嬉しい、貰って嬉しい引き出物を選びたいものですね。。