結婚相手に妥協したポイントランキング
深夜お風呂上りにテレビをつけると、「あれこれCHOICE Wedding」という番組をやってまして、ぼんやりと見ていたら面白いデータを発表しておりましたので紹介しておきます。
ゼクシィ花嫁1000人委員会にて行ったアンケート「結婚相手に妥協した点ランキング」
つまり、結婚相手として自分の理想とは違ったけど、まぁ目をつぶろうと思った、又は我慢できたから結婚できたというポイントで多かった意見についてまとめたデータだったのですが、この結果がなかなか興味深い。
言い換えれば、結婚したい女子が、どこを妥協できれば結婚しやすいのかということなのかもしれません。余計なお世話な感じもしますが。
何で興味深いかといいますと、結婚する前の女子(未婚女子)が「結婚相手として妥協してもいいと思っている点」というランキングも同時に発表されておりまして、この結果が全く違ったわけですよ。
理想と現実の違いを見るみたいでちょっと怖い。。
まずは、未婚女子に行った「妥協してもいい点」ランキングから。
結婚相手に妥協してもいい点ランキング
1位 見た目
2位 住む場所
3位 収入
ん~ ランキングの背景は色々あるのでしょうが、とりあえずこの結果だけ見れば、結婚相手が多少ルックスが良くない男でも収入があれば結婚相手としてはOKってことでしょうか。あくまでも相手がまだ決まっていない、未来の結婚相手に対し求めるポイントとしての意見です。
住む場所というのはちょっと意外な気がしますが、最近は結婚後もお仕事を辞めずに兼業主婦している人も多いですし、旦那さんの都合で住む場所をコロコロ変えられるのは困るということなのかも。実家から近いところに住みたいという女子もいますしね。
それでは次に、既婚女子の「実際に妥協した点ランキング」を発表します
結婚相手に妥協した点ランキング
1位 収入
2位 見た目
3位 住む場所
しつこいように言い換えますと、結婚するために結婚相手の収入を妥協した人が多いということですね。
あれ、さっき3位だったじゃん・・・?あまり妥協したくないポイントだったのでは・・・?
それでは次に、雑誌プレジデント社が25~55歳の男女1050人を対象にしたアンケート。このデータは2009年の結果なので今とは若干違うかもしれませんが参考までに。
女性が結婚相手に求める理想の年収と妥協の年収
えぇぇ妥協して年収500万以上が8割って。。
8割の女性とかほとんどやんか、これじゃ結婚できない女性が増えてもあたりまえじゃんとか思っちゃう気がする。不況のご時世なんだから、俺はいつまでたっても結婚出来ないよとゲンナリしちゃう男性も多いと思います。
しかし、悲観する事なかれ男子。
注目すべきは先程の「実際に妥協したポイント」のランキングで1位を取った「収入」に関してと照らし合わせて検証してみると・・・おそらく、既婚未婚に関わらず、女性は思ったより男性の年齢別の平均年収って知らないんだと思います。
ちなみにですが、国税庁が出している、平成21年度の民間給与実態統計調査結果によります、男女年齢別平均年収の実際がありましたのでコピペしておきますね。
男女年齢別平均年収
年齢 | 男性(万円) | 女性(万円) |
70歳以上 | 374 | 225 |
65~69歳 | 387 | 201 |
60~64歳 | 479 | 217 |
55~59歳 | 595 | 251 |
50~54歳 | 629 | 269 |
45~49歳 | 620 | 274 |
40~44歳 | 579 | 282 |
35~39歳 | 497 | 285 |
30~34歳 | 427 | 291 |
25~29歳 | 355 | 289 |
20~24歳 | 256 | 230 |
19歳以下 | 148 | 110 |
平均 | 500 | 263 |
・・・これを見てみると、年500万以上の収入がある人を探すとなると、40代以上の男性を皆が求めるということになります。もしくは、おそらく10%未満だと思われる若年富裕層を8割の未婚女子が求めているということになりますね。
結婚したい8割の未婚女子は、本当にそんなに逸脱した金持ちを求めているのか?いやそういうわけでは無いと思うんです。
男女共に、結婚することにより今の生活レベルを落としたくないという気持ちはあると思いますが、では今現在、特に不自由なく普通の生活をしている男性はどの程度の収入があるか知ってるでしょうか?男性はどの程度の収入があれば、結婚後も今と同等またはそれ以上の生活レベルを保持できるのか計算しているのでしょうか?
それを知らずに、なぜ「男性の収入は500万以上!」となるのでしょうか・・・
なぜ、こういうランキング結果になったのでしょう。
具体的に500万という目安を掲げている理由。・・・おそらくですが、雑誌やテレビなんかで報道されるお金持ちやら有名人の年収やらを知り、イヤ自分たちはそんなにいらないけどせめてコレくらい・・・的な感覚で、なんとなく雑誌やテレビの情報を鵜呑みにし自分の理想を作り上げているだけなんだと思います。(違うかな~)
実際に、夫婦や子供と一緒に生活する為にどの位の収入が必要かを計算すらしたこともない人が、「結婚相手の年収は500万円以上ないと厳しい!」とか言っているわけです。(たぶん)まぁ全員が全員そうじゃないとは思いますけど。。
その結果、いざ結婚するという相手の収入が思ったより実際は低かったとしても、男性には嫌な言い方ですが「妥協」できる、ということなんです。女性も収入が多い人と結婚したいと口では言っていますし、実際男性もそれを鵜呑みにし、収入が低いから結婚出来ないと思っている人が多いと思いますが、実はそうでもない。
最低限生活できるレベルの収入があれば、または真面目に働いていれば良いと思っている女子が多いという結果が、「結婚に妥協したポイントランキング」の裏に隠れているような気がします。
結婚している男性が全て高収入なわけありませんからね。
まぁあたくしの解釈がもしかしたら見当違いなのかもしれませんが、まず現実のデータを知り、自分なりに考えてみることは大事だと思います。何より、こういう風に前向きにとらえることで、また一つ結婚相手を見出す方法を得られるということになるのかもしれませんね。
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